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J-GLOBAL ID:200902228249105018   整理番号:09A1132678

塩添加による膜沸騰熱伝達向上効果とクエンチ温度上昇機構

Effect of Salt Additives on Film Boiling Heat Transfer and Mechanism of Quenching Temperature Rise
著者 (2件):
資料名:
巻: 75  号: 758  ページ: 1932-1938  発行年: 2009年10月25日 
JST資料番号: F0036B  ISSN: 0387-5016  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高温固体ステンレス球を水溶液に浸漬させる膜沸騰蒸気膜崩壊実験を実施した。固体球の冷却特性および固液接触様相を評価することにより,以下の結論を得た。塩を水和させた場合には,より高温で固液接触が発生し,固液接触後も安定な膜沸騰へ回帰する。これは,塩を水和させることで蒸気膜が薄くなり,凝縮熱伝達が増大するためである。塩が析出しない水溶液であっても,塩が析出する水溶液と同様の効果が得られことから,塩の析出が蒸気膜崩壊の直接的な要因とはならない。また,いずれの水和塩に対しても水溶液濃度の上昇とともにクエンチ温度が上昇する。クエンチ温度は,水和塩の種類や濃度によらず水溶液中のイオン数密度を表すイオンモル濃度によって統一的に整理できる。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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原子炉熱力学 
引用文献 (10件):
  • 1) FURUYA M. Development of Novel Rapid Cooling and Atomization Process Making the Best Use of Vapor Explosion Phenomenon. Proceedings of the 12th International Heat Transfer Conference, 2002. (2002) p.705-709.
  • 2) OECD/NEA . Meeting summary, Proceedings of the CSNI Specialists Meeting on Fuel-Coolant Interactions, 1993. (1993) vol. "MS-1"-"MS-11",
  • 3) TAGAYA M. Studies on the Quenching Media (6th Report) Cooling Ability of Concentrated Salts Solutions. Journal of the Japan Institute Metals, B. (1952) vol.16, no.2, p.652-655.
  • 4) TAGAYA M. Studies on the Quenching Media (4th Report) The Cooling Abilities of Water and Aqueous Liquids. Journal of the Japan Institute Metals, B. (1952) vol.16, no.2, p.107-111.
  • 5) OHNAKA I. Production of Amorphous Filament by In-rotating-liquid Spinning Method. Proceedings of 4th International Conference on Rapidly Quenched Metals, 1981. (1981) p.31-34.
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