抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高温固体ステンレス球を水溶液に浸漬させる膜沸騰蒸気膜崩壊実験を実施した。固体球の冷却特性および固液接触様相を評価することにより,以下の結論を得た。塩を水和させた場合には,より高温で固液接触が発生し,固液接触後も安定な膜沸騰へ回帰する。これは,塩を水和させることで蒸気膜が薄くなり,凝縮熱伝達が増大するためである。塩が析出しない水溶液であっても,塩が析出する水溶液と同様の効果が得られことから,塩の析出が蒸気膜崩壊の直接的な要因とはならない。また,いずれの水和塩に対しても水溶液濃度の上昇とともにクエンチ温度が上昇する。クエンチ温度は,水和塩の種類や濃度によらず水溶液中のイオン数密度を表すイオンモル濃度によって統一的に整理できる。(著者抄録)