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J-GLOBAL ID：200902282741076214   整理番号：08A0290723

イカ墨ユーメラニン色素の特性とその活用

Characteristics of eumelanin from squids and its utilization

著者 (5件)： 上野孝 (函館高専物質工学科) ,  荒勝俊 (函館高専物質工学科) ,  田谷嘉浩 (道立工業技術センター) ,  下野功 (道立工業技術センター) ,  小林孝紀 (道立工業技術センター)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 74  号： 2  ページ： 259-260 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： イカの加工工程で廃棄されているイカ墨の有効利用に関する研究やイカ墨の性質について,イカ墨の構成成分のユーメラニン色素の特性を交えながら紹介した。イカ墨ユーメラニン色素は,粒子内に蛋白質が結合したポリマーで,イカ墨から酵素による不純物の分解,墨粒子の単分散化,限外ろ過により分離精製できる。平均粒子径は約300nmに揃っている。現在は,顔料量産プロセスの確立までほぼ完了し,平成20年度前半までに,顔料製品の事業化を開始する予定である。

シソーラス用語： *生物色素 ,  イカ ,  水産加工 ,  内臓 ,  顔料 ,  限外濾過 ,  資源再生 ,  酵素的分解 ,  廃物利用 ,  *イカ墨 ,  *ユーメラニン ,  新素材 ,  水産廃棄物 ,  単分散 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： 材料リサイクル

分類 (2件)： 顔料  (YJ03030B) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (4件)：

• 上野孝. イカ墨の高度産業利用, 未利用生物資源からのファインケミカル創造. 化学と工業. 2007, 60, 1156-1159
• 若松一雅. メラニンの構造とその機能. 色素細胞. 2001, 119-134
• CLANCY, CMR. Ultrastructural organization of eumelanin from Sepia officinalis measured by atomic force microscopy. Biochemistry. 2001, 40, 13353-13360
• 上野孝. 有機顔料又は染料及びその製造方法並びにこれらを用いた複写機用トナー, 水性インク, 油性インク又は頭髪用染料. 特願2007-215490

タイトルに関連する用語 (4件)： イカ墨 ,  ユーメラニン ,  色素 ,  活用