抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パノラマ画像とは広範囲なシーンが撮影された視野の広い画像のことであるが,このパノラマ画像を取得する手法として,高精度にキャリブレーションされたマルチカメラシステムを利用する方法,複数の画像を繋ぎ合わせる方法,曲面ミラーや広角レンズを用いる方式,など様々な手法が研究されている。しかし,これらの方法はそれぞれ問題点もある。マルチカメラシステムを利用する場合は,カメラ間での高い精度でのキャリブレーションが必要になり,システムが複雑になってしまう。複数の画像を繋ぎ合わせる場合は,通常のカメラを使用できるが,画像間である程度重なりとなる領域が必要になることや,撮影時の日照条件や露光の変化による画像間の輝度,色彩などの違いによって,画像間の繋ぎ目に違和感が生じてしまうという問題がある。一方,曲面ミラーや広角レンズを用いる場合は,手軽に直接パノラマ画像を取得できるが,視線方向での解像度の不均一性や,全体的な解像度の低さが問題となる。そこで本研究では,双曲面ミラーを利用して取得した全方位画像と,通常画像をハイブリッド合成することで,高解像度で,輝度,色彩が補正されたパノラマ画像の生成を行う。また,同時に全方位画像と通常画像の対応付け手法に関する検討も行う。(著者抄録)