抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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通常のカメラで撮影した複数の画像からパノラマ画像を生成すると画像間の繋ぎ目が不自然になり,全方位ミラーで撮影した同心円状の画像をパノラマ展開した画像は全体的な解像度が低くなる。本論文では,前述した通常画像と全方位画像を対応づけることで輝度・色彩の補正を行い,それらの幾何的な関係から透視投影変換パラメータを推定するハイブリッド合成法を提案した。本手法では全方位カメラとしてHyper Omni Visionを用い,1)輝度変化に強いSIFT(Scale-Invariant Feature Transform)特徴点によるフレーム対応付け,2)ヒストグラムマッチング関数を用いた色補正,3)全方位画像から生成した透視投影画像と補正画像とのSIFTマッチングによる全方位画像撮影時の焦点距離の推定という手順をとる。2)では一枚の通常画像と全方位画像のヒストグラムマッチング時のマッチング関数を用い,他の通常画像の色補正を行うことで繋ぎ目に違和感のないパノラマ画像を生成する。実験を行ったところ,推定された焦点距離で生成した透視投影画像の見た目には不自然さが見られなかった。