特許
J-GLOBAL ID:200903016462056191
低温焼結可塑性粘土配合物
発明者:
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-282842
公開番号(公開出願番号):特開平10-095657
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【目的】趣味の陶芸やアクセサリーなどに使用し、しかも簡易なニクロム線電気炉などでの900°C以下の低温焼成により成型物の形状を保ったまま焼結緻密化し、1200°Cまで軟化変形しない種々なセラミックスとなる低温焼結可塑性粘土を提供する。 【構成】カオリナイト質もしくはハロイサイト質のカオリンまたは粘土を灼熱後の無水状態の重量で32〜82wt%、平均粒径が1.8μm以下の炭酸カルシウム微粉末を灼熱後のCaOの重量で18〜38wt%、及びホウ珪酸ガラスの粉末を1〜30wt%含有する微粒子混合物を基本成分とする含水混練物または乾燥粉末は、その成形物が900°C以下の比較的低温度で成型物の形状を保ったまま容易に吸水率が殆どゼロにまで焼結緻密化し、しかも1200°Cの高温まで形状を保って軟化変形しない安定なセラミックスとなり、900°C以下の焼成では広範囲の着色無機化合物が顔料として利用でき、極めてカラフルな、また銀やニッケルなどの金属と同時焼成もできる、新しい低温焼結可塑性粘土配合物となる。
請求項(抜粋):
カオリナイトもしくはハロイサイトを主成分とする高品位の微粒カオリンまたは粘土を灼熱後の無水状態の換算重量で62〜82wt%、平均粒径が1.5μm以下の炭酸カルシウム微粉末を灼熱後のCaOとした換算重量で18〜38wt%、及びホウ珪酸ガラス微粉末を0〜30wt%含有する微粒子混合物を基本成分とし、必要に応じて顔料、着色無機化合物、有機物添加剤など、陶磁器技法で一般に使用される各種添加物を加えた含水混練物または乾燥粉末で、その成形体が900°C以下の比較的低温度で吸水率が殆どゼロの焼結体となり、しかも一般陶磁器と同様1200°Cまで軟化変形し難い安定なセラミックスとなることを特徴とする低温焼結可塑性粘土配合物。
前のページに戻る