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J-GLOBAL ID：201002211755346598   整理番号：10A1120842

北海道内で発生したごみ溶融飛灰の評価

Characterization of Fly Ash from Municipal Solid Waste Melting Furnace in Hokkaido

著者 (7件)： 稲野浩行 (北海道総合研究機構 工試) ,  板橋孝至 (北海道総合研究機構 工試) ,  赤澤敏之 (北海道総合研究機構 工試) ,  堀川弘善 (北海道総合研究機構 工試) ,  富田恵一 (北海道総合研究機構 工試) ,  岡田敬志 (北大 大学院工学研究院) ,  東條安匡 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 北海道立総合研究機構工業試験場報告  (北海道立総合研究機構産業技術研究本部工業試験場報告)
号： 309  ページ： 45-51  発行年： 2010年08月31日 
JST資料番号： F0674A  ISSN： 2189-1230  CODEN： HOKSA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道には10カ所のごみ溶融固化施設があり,溶融時にZn,Pbなど重金属を含むごみ溶融飛灰が発生する。北海道内で発生したごみ溶融飛灰の評価を行った結果,灰溶融とガス化溶融で生じた溶融飛灰では化学組成,粒子形状,水洗による重金属濃縮効果などが異なることがわかった。NaCl,KClはどちらの溶融飛灰にも多く含まれていたが,灰溶融の溶融飛灰はガス化溶融に比べ重金属濃度が高く,水洗による重金属の濃縮が可能であった。溶融飛灰の生成について反応の自由エネルギーと沸点から熱力学的考察を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *ごみ ,  融解 ,  *フライアッシュ ,  重金属 ,  廃棄物処理 ,  濃縮 ,  X線回折 ,  自由エネルギー ,  資源再生
準シソーラス用語： 溶融 ,  飛灰

分類 (3件)： ごみ処理  (SC05030O) ,  無機物質中の元素の物理分析  (CC03022H) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (8件)：

• 長野伸泰ほか: 一般廃棄物溶融スラグの化学性状に関する研究, 北海道立工業試験場報告, No.306, pp. 47-53,(2007)
• 原田幸明: 都市鉱山日本の資源量評価,「都市鉱山」平成20年度北海道資源・素材フォーラム資料,(社) 資源・素材学会北海道支部, pp. 27-35,(2009)
• 大迫政浩, 肴倉宏史: 将来の循環型社会像からみた溶融飛灰・溶融メタルの山元還元の意義,「溶融飛灰の資源化技術」講習会教材, pp. 1-9, 社団法人日本機械学会 (2009)
• 野田眞治: 三池製錬における溶融飛灰からの重金属回収, 同書, pp. 29-32
• 平岡正勝, 酒井伸一: ごみ焼却飛灰の性状と処理技術の展望, 廃棄物学会誌, Vol.5, No.1, pp. 3-17,(1994)

タイトルに関連する用語 (4件)： 北海道 ,  ごみ ,  溶融飛灰 ,  評価