抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大量の画像の中から同じ物体が写っている画像を探し出す類似物体検出は,画像の整理やWeb画像を利用した市場調査に利用することができる。類似物体を検出する手法としてテンプレートマッチングがある。テンプレートマッチングは対象となる画像に同じ物体が写りこんでいることを前提としているため,写りこんでいない可能性のある未知の画像には向いていない。そこで本稿では,写りこんでいることを前提としていることに起因する誤検出率を低下させるため,従来のテンプレートマッチング手法に対し,さらに特徴的な領域の位置関係を考慮する手法を提案する。テンプレート画像から物体の特徴的な領域を決定し,その領域ごとにテンプレートマッチングを行う。得られた結果に投票処理を行い,特徴領域の重心を算出し,各領域の重心を介した位置関係を考察する。これにより,提案手法ではAUC(Area Under the Curve)とF値による評価において,それぞれ最大で0.121,0.052ポイント精度が向上した。(著者抄録)