抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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金属ナノ粒子は,極めて特殊な物性・機能を示すことから,幅広い分野での利用が検討されている。しかし,共通の課題として取り扱いの煩雑さと不安定さに起因する機能低下がある。本研究では,酸化亜鉛(ZnO)を金属合成の足場として機能利用し,取り扱い容易なペーパー担体内に抄き込んだZnOウィスカー上に金属ナノ粒子を直接合成する「オンペーパー合成法」を開発した。今回,金・銀・銅ナノ粒子をオンペーパー合成し,3金属種それぞれの特性を有する高機能ペーパー材料を調製することに成功した。本手法は,金属ナノ粒子の機能を保ったままペーパーに固定化して実用性を付与する極めて有用な新技術であり,今後の更なる研究開発に期待が持たれる。(著者抄録)