抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人物の3次元頭部モデルは,レンジスキャナから獲得した頭部形状データに対してテンプレートメッシュを変形・整合して作成するのが一般的である。しかしながら,整合に必要な指標点の手動設定が必要とされ,加えて後頭部のように頭髪に覆われて計測不可能な部位のデータの欠損を手作業により修正し補完する必要がある。本稿では,レンジスキャンで得られる正面顔のレンジデータから,通常では計測困難な後頭部の形状がテンプレートメッシュの形状で補完された人物頭部モデルの自動生成手法を提案する。本手法は,実測された顔形状とテンプレートメッシュの形状とがシームレスに接続された頭部モデルを生成することができる。また,平均10.4秒で頭部モデルの生成が可能であるため短時間に多くの人物頭部モデルの作成を必要とするゲーム,映像制作,エンタテインメントにおいて有効であると考える。(著者抄録)