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J-GLOBAL ID：201002278682134250   整理番号：10A0233125

伝搬路の相関性を考慮したMIMO-OFDM-SDMシステムにおける受信機構成

著者 (6件)： 吉原龍彦 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  吉田真之 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  前原文明 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  高畑文雄 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  小野寺毅 (シャープ 研究開発本部) ,  卜部周二 (シャープ 研究開発本部)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J93-B  号： 3  ページ： 448-460  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： MMSE基準に基づき信号分離を行うMIMO-OFDM-SDMシステムでは,送受信アンテナ間の伝搬路の独立性が崩れ,相関を有する場合,信号分離精度が劣化する。この問題に対して,MMSE後の残留干渉成分の生起確率分布を考慮したゆう度を誤り訂正復号に導入して残留干渉成分を抑圧する方式と,MMSEによる信号分離を行わずに,受信アンテナに重畳して到来する複数の信号のうち復調対象外の干渉信号の生起確率分布を考慮したゆう度を誤り訂正復号に導入して干渉信号を抑圧する方式を,瞬時SINRの算出結果に基づき切り換え,信号分離精度を高める方式を提案する。また,提案方式の有効性を確認すべく,従来のMMSEによる信号分離法を比較対象とし,計算機シミュレーションにより伝送品質を評価する。(著者抄録)

シソーラス用語： *受信機 ,  *通信方式 ,  *OFDM ,  誤差 ,  相関 ,  誤り訂正 ,  雑音除去 ,  最小平均二乗誤差
準シソーラス用語： *MIMO通信 ,  SDM ,  MMSE ,  干渉除去

分類 (1件)： 通信機器一般  (ND07040L)

引用文献 (10件)：

• Y. Karasawa,“MIMO propagation channel modeling,” IEICE Trans. Commun., vol. E88-B, no.5, pp. 1829-1842, May 2005.
• T. Ohgane, T. Nishimura, and Y. Ogawa,“Applications of space division multiplexing and those performance in a MIMO channel,” IEICE Trans. Commun., vol. E88-B, no.5, pp. 1843-1851, May 2005.
• D. Chizhik, G. J. Foschini, M. J. Gans, and R. A. Valenzuela,“Keyholes, correlations, and capacities of multielement transmit and receive antennas,” IEEE Trans. Wirel. Commun., void, no.2, pp. 361-368, April 2002.
• 村上豊, 小林聖峰, 折橋雅之, “空間分割多重MIMOシステムにおけるアンテナ相関のBER特性への影響,”信学技報, RCS2005-189, March 2006.
• 光山和彦, 神原浩平, 中川孝之, 池田哲臣, 九鬼孝夫, “市街地における800MHz帯MIMO移動伝送実験,”信学技報, A・P2007-166, Feb.2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 伝搬 ,  相関性 ,  MIMO-OFDM ,  SDM ,  受信機