抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
無線マルチホップアドホックネットワークにおけるTCPの性能は無線環境特有のロス,隠れ端末問題,さらされ端末問題など様々な影響を受けるため,劣化することが知られている。さらに,無線マルチホップアドホックネットワークでは従来のTCPプロトコルは性能が劣化してしまう。従来のTCPプロトコルは有線向けに設計されているため,ウィンドウサイズを積極的に上げてしまう。そのため,MAC層でのコンテンション,パケット衝突,再送タイムアウトを引き起こす原因となる。その結果,スループットの低下を導いてしまう。また,従来手法のRenoとVegasではマルチホップ通信において,Vegasのスループットの方が30%~70%程度高いことが知られている。そこで,本稿ではTCP-Vegasをベースに無線アドホックネットワーク向けの輻輳制御方式を提案し,従来手法(Reno,Vegas,Ada Vegas,Vwgas-W)との比較評価を行っていく。(著者抄録)