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J-GLOBAL ID：201102266569765056   整理番号：11A0802729

石油探査用フッ素ゴムとカーボンナノチューブの接着と補強

Adhesion and Reinforcement of CNT-fluoroelastomers Composite for Oilfield Applications

著者 (10件)： 伊藤正栄 (信州大 工) ,  野口徹 (信州大 エキゾチックナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点) ,  野口徹 (日信工業 開発本部) ,  植木宏之 (信州大 エキゾチックナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点) ,  植木宏之 (日信工業 開発本部) ,  犬飼茂樹 (信州大 エキゾチックナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点) ,  犬飼茂樹 (日信工業 開発本部) ,  飯生悟史 (MEFS) ,  竹内健司 (信州大 カーボン科研) ,  遠藤守信 (信州大 工)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 47  号： 4  ページ： 146-153  発行年： 2011年04月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油は最も価値のある重要な資源であり,いかに石油の可採年数を延ばすかは人類共通の課題である。現時点の技術では,地下埋蔵量の約1/3しか取り出すことができない。しかしながら,高温・高圧力シールなどの技術を革新することができれば,埋蔵量の2/3が採掘可能となり,即ち可採量を倍増よることにより可採年数を倍に伸ばせる。本研究の目的は高性能高温高圧シール材の開発により,世界資源危機の回避に貢献することである。CNTゴム複合材の研究は多数おこなわれているが,CNTの均一分散およびCNT/マトリックスの接着性という2つの大きな課題があるため,大きな実用化の成功例は殆どない。本グループは以前開発したCNTの均一分散技術に加え,さらにCNTの熱処理と表面酸化などの手法を取り入れ,CNT/フッ素ゴムの接着性を改良するCNT表面処理技術の開発に成功した。フッ素ゴムとの接着改善のため,CNT表面に最適な酸化物を形成させ,安定した長い結合で,高温劣化と伸び低下の問題を解決し,耐熱性,耐圧性および過酷環境下での耐久性が飛躍的アップした高温高性能シール材の開発に成功した。(著者抄録)

シソーラス用語： *フッ素ゴム ,  *ナノ複合材料 ,  *シーラント ,  表面改質 ,  状態 ,  採油 ,  *多層カーボンナノチューブ ,  熱処理 ,  加硫ゴム ,  モルフォロジー ,  機械的性質 ,  クリープ
準シソーラス用語： 界面接着 ,  高温高圧 ,  動的粘弾性

分類 (3件)： ゴム  (YH07020M) ,  充填剤,補強材  (YH05030J) ,  性質・試験一般  (YH02010S)

引用文献 (17件)：

• 1) Pulickel M.Ajayan and James M.Tour,Nature,447,1006(2007).
• 2) M.L.Payne,P.D.Pattillo II,R.A.miller,C.K.Jonson,International Petroleum Technology Conference,IPTC,11463(2007).
• 3) R.R.PauhaJr.,P.R.Ribeiro,O.L,A.Snntos,SPE/IADC Drilling Conference and Exhibition,SPE/IADC.119909(2009).
• 4) Oil&Gas-Technologies for the Energy Markets of the Future,OECD/IEA2005,14&62(2005).
• 5) A.Oberlin,M.Endo,and T.Koyama,J.Cryst.Growth.,32,335(1976).

タイトルに関連する用語 (5件)： 石油 ,  探査 ,  フッ素ゴム ,  カーボンナノチューブ ,  補強