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J-GLOBAL ID：201102286212852504   整理番号：11A1430339

非線形ひずみを考慮したOFDM方式の理論ビット誤り率の導出法

著者 (4件)： 山北晃大 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  上山晃 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  後藤侑一郎 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  前原文明 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J94-A  号： 9  ページ： 723-733  発行年： 2011年09月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： OFDM方式は周波数利用効率に優れており,ガードインタバルを用いて周波数選択性フェージングの影響を抑圧できる。しかしながら,OFDM方式の時間領域波形は,高いPAPRを有することから,非線形電力増幅器通過後の送信信号に非線形ひずみが生じる問題がある。この非線形ひずみはOFDM方式の伝送特性に深刻な影響を与えることから,できる限り簡易な理論式により,非線形ひずみを考慮したBER特性が表現されることが望ましい。本論文では,非線形電力増幅器としてソフトリミッタを想定し,SNDRを理論的に導出するとともに,導出されたSNDRとテイラー展開された熱雑音環境下におけるBERを用いて,非線形ひずみ環境下におけるOFDM方式の平均BERを簡易な級数により表現する。また,無線通信システムにおいて受信ダイバーシチが広く適用されていることに鑑み,選択合成や最大比合成に基づく受信ダイバーシチが適用されたときの平均BERを,単一ブランチの場合の理論SNDRを拡張することにより導出する。更に,提案する理論式の妥当性を理論特性と計算機シミュレーションによる特性を比較することにより明らかにする。(著者抄録)

シソーラス用語： *OFDM ,  *誤り率 ,  *非直線歪 ,  周波数利用効率 ,  フェージング【通信】 ,  信号特性 ,  比率 ,  ダイバーシチ通信 ,  *信号解析 ,  *歪
準シソーラス用語： PAPR ,  *ビット誤り率 ,  周波数選択性フェージング

分類 (2件)： 通信方式一般  (ND07010E) ,  信号理論  (ND02020G)

引用文献 (19件)：

• V. Nee and R. Prasad, OFDM for Wireless Multime dia Communications, Artech House Publishers, 2000.
• S. Hara and R. Prasad, Multicarrier techniques for 4G mobile communications, Artech House Publish ers, 2003.
• C. Rapp,“Effects of HPA-nonlinearity on 4-DPSK OFDM-Signal for a digital sound broadcasting sys tem,” Proc.2nd European Conference on Satellite Communications, Liege, Belgium, ESA-SP-332, Oct.1991.
• E. Bogenfeld, R. Valentin, K. Metzger, and W. Saucr Greff,“Influence on nonlinear HPA on Trellis-coded OFDM for terrestrial broadcasting of digital HDTV,” ICC 93, vol.3, pp. 1433-1438, 1993.
• H. E. Rowe,“Memoryless nonlincarities with Gaus sian inputs: Elementary results,” Bell Syst. Tech. J., vol.61, no.7, pp. 1519-1525, Sept.1982.

タイトルに関連する用語 (5件)： 非線形ひずみ ,  OFDM ,  理論 ,  ビット誤り率 ,  導出