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J-GLOBAL ID：201202214823052003   整理番号：12A0672525

ACK到着間隔計測に基づくネットワーク状況の推定を利用したTCP輻輳制御

TCP Congestion Control using Estimation of Network Conditions Based on Measuring ACK Intervals

著者 (3件)： 根本洋平 (早稲田大) ,  小倉一峰 (早稲田大) ,  甲藤二郎 (早稲田大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 468(NS2011 179-275)  ページ： 63-68  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： TCPの輻輳制御方式において,他のコネクションとの公平性を高めるためには,ネットワークの状態を推定し情報を得ることが有効である。ネットワーク状況を推定するためには,中継ノードにおいて計測を行い端末にフィードバックを行う手法がある。しかしインターネットなど現状のネットワークにおいてTCPの輻輳制御が自律分散制御であることを考慮すると端末が直接取得可能な情報を利用して推定を行うことが望ましいと考えられる。よって本稿では,端末が直接取得可能なACKの到着間隔に着目してネットワークの状況の推定を行い,その情報を用いてRTT公平性の高い輻輳制御を行うことや新たに標準となりつつある制御方式へ親和性のある制御ができることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： 通信信号 ,  時間測定 ,  *計算機網 ,  *状態推定 ,  TCP/IP ,  輻輳制御 ,  伝送測定 ,  公平性 ,  親和性 ,  *転送制御プロトコル
準シソーラス用語： *ACK【信号】 ,  RTT ,  *TCP【プロトコル】 ,  *到着時間

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  制御方式  (JC02030K)

引用文献 (10件)：

• STEVENS, W. R. TCP Slow Start, Congestion Avoidance, Fast Retransmit, and Fast Recovery Algorithms. IETF RFC 2581. 1997
• OGURA, K. Congestion Control with Two Fair Allocation Modes to Achieve RTT-Fairness. ICMU 2010, Apr. 2010
• TAN, K. A compound tcp approach for high-speed and long distance networks. Proc. of IEEE Infocom, April 2006. 2006
• RHEE, I. CUBIC : A New TCP-Friendly High-speed TCP Variant. PFLDnet 2005, Feb. 2005
• PADHYE, J. Modeling TCPThroughput : A Simple Model and its Empirical Validation. ACM SIGCOMM 1998, Sept. 1998

タイトルに関連する用語 (5件)： ACK ,  計測 ,  状況 ,  推定 ,  TCP輻輳制御