抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道天塩平野北部西岸の幌延町周辺の浅部地下構造を明らかにするため,幌延地域沿岸陸域においてP波反射法地震探査と,S波反射法による極浅層調査を実施した。得られた調査結果を当該地域に掘削された坑井データと比較し,地下構造解釈を行った。その結果,P波反射法地震探査により,測線西端の海岸域で厚く堆積している第四系~新第三系各層が,測線東部にあたるサロベツ褶曲にむかって急激に層厚を薄くするとともに堆積深度を浅くすることが確認された。S波浅層反射法により,深度約30~40mの砂丘・外浜堆積物の砂質土壌と下位の粘土質・シルト質堆積物もしくはラグーン堆積物との境界からの反射波および深度約80mの沖積基底礫層からの反射面が主たる反射面として捉えられており,完新世の堆積物の堆積状況が詳細に捉えられた。(著者抄録)