抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,Underwater Acoustic Sensor Networks(UWASNs)は海中の観測データを収集するネットワークとして注目を浴びている。しかし,海中における通信は利用帯域の制限,音波通信における伝搬時間の増加,様々な雑音など,厳しい環境において行われる。そのため,既存の陸地無線とは異なるUWASNsに適したデータリンク層やネットワーク層プロトコルの研究が多くなされている。本稿では,MACプロトコルでのデータ通信の信頼性を向上させるための自動再送制御(ARQ),およびアクセス制御に着目した。ARQとして,SelectiveとContinuous ARQとを組み合わせた手法を提案し,アクセス制御にはIEEE802.11のCSMA/CAをUWASNs仕様に再設計を行い,新たなNAV(Network Allocation Vector)とCW(Contention Window)の取り決めであるSynchronous NAVおよびLinear CWを提案する。それらをMACプロトコルとして,シミュレーション通じてネットワーク性能の評価を行う。(著者抄録)