近年,スマートフォンやタブレット端末の普及,多様化により,今やスマートフォンの存在は人々の生活において無くてはならないものとなりつつあり,スマートフォンのバッテリー残量に非常に敏感になっている。このような背景のもと,我々は,すでに発表している最適寄り道経路に,端末の消費電力量をメトリックに加えたComfort Route for Energy Saving(CRFES)を提案する。CRFESでは,獲得通信量と消費電力量を両立した経路であり,Wi-Fi通信を利用することで,目的地へ向かうまでの所要時間が長くなるが,大きな省電力につながることがわかった。(著者抄録)