抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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早稲田大学の震災と人間科学ネットワーク”によって, 東日本大震災の研究が,2012年1月に行われた。それは,現地の現状と建物の復興作業についての調査を含んでいた。我々は,とりわけ,建物が震災による大きな被害を受けた宮城県の仙台,女川,石巻周辺の仮説住宅に焦点を当てた。この調査では,3つの町で2つの仮設住宅間の比較を行った。仙台では,標準的な仮説住宅エリアに短期間に大量の住宅を造るため,小さな平屋建てのテラススタイルの住宅が建設された。これらの仮設住宅は,狭い小道を挟んで格子状に造られた。それに比べて,女川では,コンテナを利用した3階建ての仮設アパートが建設され,そこには集会室があり,通路も広かった。地震後10月の調査時には,仮設住宅に住む人々は物事を処理(整理)できるように見える。しかし,彼らは将来の生活を心配している。2年後には仮設住宅から出なければならないからである。