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J-GLOBAL ID：201302299556497672   整理番号：13A0281956

e-learning用講義ビデオにおける学習者の学習行動を利用した主観的難易度の把握方法の基礎的検討

著者 (4件)： 大川内隆朗 (早稲田大 大学院会計研究科) ,  大谷淳 (早稲田大 大学院国際情報通信研究科) ,  米村俊一 (芝浦工大 工) ,  徳永幸生 (芝浦工大 工)
資料名： 日本教育工学会論文誌  (Japan Journal of Educational Technology)
巻： 36  号： 3  ページ： 193-203  発行年： 2012年12月20日 
JST資料番号： L4329A  ISSN： 1349-8290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,非同期型(オンデマンド型)e-learningシステムにおける講義の改善のために重要な,学習者の主観的難易度の把握方法についての検討を行う。非同期型e-learning講義では,教員と学習者が同一の時間軸や空間に存在しないため,学習者の講義に対して感じている難易度の把握について,対面形式の講義とは異なった方法が必要である。具体的には,受講中における講義ビデオの巻き戻しや一時停止などについての時系列的な挙動が,学習者がそのとき感じている主観的難易度に反映すると考えられる。複数の学習者と講義ビデオをもとに実験を行い,e-learning講義受講中の行動データを取得するとともに,受講後に学習者に対してインタビューを行った。その結果,受講中の再生回数や,一時停止の時間の長さなどが,学習者自身がそのときに感じている,講義内容に対する理解の困難さと関係のあることが確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *人間行動 ,  学習 ,  *学校教育 ,  *教育工学 ,  *eラーニング ,  CAI【計算機】 ,  *教育効果 ,  *評価
準シソーラス用語： *ビディオ学習 ,  *学習行動 ,  *授業評価

分類 (2件)： 科学技術教育  (AA04000C) ,  CAI  (JE09000G)

引用文献 (12件)：

• 安藤雅洋. アイマークレコーダを用いたeラーニングにおけるポインタ提示の有効性についての分析. 日本行動計量学会大会発表論文抄録集, 2007. 2007, 35, 265-268
• 池谷晴生. 講義支援システムにおける学生の質問・回答促進機能. 情報処理学会第66回全国大会論文集, 2004. 2004, 401-402
• メディア教育開発センター. eラーニング等のICTを活用した教育に関する調査報告書. 2008
• 持田典彦. 学習テキストの提示方法に関する実験的研究-要約表示と指示棒による効果を中心として-. 日本教育工学会論文誌. 1996, 19, 3, 151-158
• 中村晃. 大学教員初任者の不安の構造とその不安が職務満足感に与える影響. 教育心理学研究論文誌. 2007, 55, 491-500

タイトルに関連する用語 (8件)： e-Learning ,  講義 ,  ビデオ ,  学習 ,  学習行動 ,  難易度 ,  把握 ,  基礎的検討