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J-GLOBAL ID：201402226294346341   整理番号：14A0660674

メソスケールでのCa溶脱により変化するモルタルの力学的性質と物理化学的性質の関係性評価

Evaluation of Relationships Between Mechanical Characteristics and Physico-Chemical Properties of Mortar Influenced by Ca Leaching at Meso-Scale Level

著者 (2件)： 三浦泰人 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  佐藤靖彦 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： コンクリート工学論文集(Web)  (Concrete Research and Technology (Web))
巻： 25  ページ： 109-118 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0413A  ISSN： 2186-2745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,モルタルを対象に,準微視的視点に立ち,Ca溶脱により変化する物理化学的性質と力学的性質との関係性を評価することを目的とした実験的検討を行った。すなわち,イオン交換水とNaCl溶液を用いたモルタルの薄片供試体による最大360日間の浸漬実験を行い,浸漬後に曲げ試験およびせん断試験を行うことで,力学的性質(弾性係数,曲げ強度,引張強度,破壊エネルギー,引張軟化曲線,せん断強度)を測定するとともに,物理化学的性質(CH,C-S-H,空隙率,細孔径分布)を定量的に把握した。その結果,弾性係数を除く力学的性質と物理化学的性質の相関関係が非常に高いことが明らかとなった。さらに,過去に著者らの提案した引張強度,弾性係数,破壊エネルギーの予測式の適用性を検証した結果,モデル式の妥当性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *モルタル ,  *カルシウム溶脱 ,  自己相関 ,  ポルトランドセメント ,  流れ図 ,  浸漬試験 ,  曲げ強さ ,  剪断強さ ,  細孔構造 ,  水和物 ,  経時変化 ,  長期予測 ,  予測モデル ,  空隙率 ,  引張強さ ,  破壊エネルギー ,  歪軟化 ,  細孔径分布 ,  化学的性質 ,  引張軟化 ,  物理化学的性質 ,  機械的性質 ,  強度 ,  モデル

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (22件)：

• 1) 河西基ほか:放射性廃棄物処分に係わる最近の技術動向と土木工学への期待,土木学会論文集,No.792/III-71,pp.1-pp.12,2005.6
• 2) コンクリートの化学的侵食・溶脱に関する研究の現状,土木学会,コンクリート技術シリーズ53,2003
• 3) Buil M., Revertegat E. and Olver J.: A model of the attack of pure water or undersaturated lime solutions on cement, ASTM STP 1123, pp.227-pp.241, 1992
• 4) 杉山隆文ほか:電気泳動法を用いたモルタル硬化体の空隙構造の定量化とその考察,土木学会論文集,No.767/V-64,pp.227-pp.238,2004.8
• 5) 横関康祐ほか:カルシウムイオン溶出に伴うコンクリートの変質に関する実態調査と解析的検討,土木学会論文集,No.697/V-54,pp.51-pp.64,2002.2

タイトルに関連する用語 (8件)： メソスケール ,  Ca ,  溶脱 ,  モルタル ,  力学的性質 ,  物理化学的性質 ,  関係性 ,  評価