抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デジタルネイティブという言葉はインターネット,ソーシャルメディア,携帯電話などの通信技術発展と共に世界中で活発に論じられている。しかしこの言葉には同時に多くの批判も投げかけられている。本論文では,デジタルネイティブという言葉の定義と,世界および日本においける研究動向などにつき報告した。ハーバード大学のPalfreyらは2008年,ディジタルネイティブを「1980年以降に生まれ,ディジタル技術にアクセス可能でデジタルリテラシーを身に着けた人」と定義した。本論文ではデジタルリテラシーの狭義の定義として,携帯電話やパソコンなどのデジタル機器を使いこなせる能力を加えている。しかしデジタルネイティブには大人たちがコントロールできないあるいは理解できな子供や若者への恐怖という観念も併存している。これを克服するためには,世代を超えて従来以上に相互の理解を拡大する必要があると思われる。