抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水温逆転構造は,亜表層に水温極小,中層に水温極大を持ち,水温が深さとともに増加する構造である。北太平洋における水温逆転は,過去に亜寒帯域を中心として研究されてきた。しかし,バリアレイヤーを研究したde Boyer Montegut et al.(2007)による解析により,北太平洋東部亜熱帯域にも水温逆転が存在することが示された。そこで本研究では,北太平洋東部亜熱帯域に存在する水温逆転構造の詳細について研究を行ったところ,北太平洋東部亜熱帯モード水分布域の北東に水温逆転の存在確率が周囲の海域より高い海域の存在が示された。また,この海域の水温逆転は,2種類の形成メカニズムにより形成されていることが示唆された。(著者抄録)