抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,8K動画におけるH.265/HEVCの符号化方式制御の手法を提案する。8K動画では,その解像度の高さに伴い,動き量が大きなものとなる。このような動画に対しては,画面間予測における動き探索の探索範囲を拡大する必要があるが,動き探索は計算コストが大きいため,必要以上の探索範囲の設定は望ましくない。そこで本手法では,外部処理によって動画の動き量を推定し,推定された動き量に合わせて探索範囲を設定することによって,高効率な符号化を行う。ここで,探索範囲を拡大する場合には,HMの動きベクトル内挿機能を活用して,GOP間隔毎の探索範囲の拡大を行う。また,動きがランダムな動画に対しては,画面内予測のみで符号化することにより,低負荷な符号化を行う。(著者抄録)