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J-GLOBAL ID：201502219668842862   整理番号：15A0861903

MU-MIMO-OFDMA伝送における不均一なトラヒック及び受信電力を考慮したリソース割り当て法

著者 (5件)： 坂田佳謙 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  村上友規 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  鷹取泰司 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  溝口匡人 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  前原文明 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J98-B  号： 7  ページ： 707-716 (WEB ONLY)  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： MU-MIMO伝送は,複数のユーザに対して,プレコーディング処理により,所要帯域を拡大することなく,同時伝送を可能とすることから,無線システムの大容量化に極めて有効である。一方,トラヒック量や受信電力が不均一となるユーザに対して,MU-MIMO伝送を適用すると,フレーム長の異なる各ユーザの信号が同時伝送されることから,フレーム効率が低下する問題が生じる。本論文では,MU-MIMO伝送とOFDMA伝送が併用されたMU-MIMO-OFDMA伝送を想定し,ユーザのトラヒック量や伝搬路環境に応じて,空間リソースに加えて周波数リソースを適応的に割り当てることにより,フレーム効率を最大化する方式を提案する。提案方式では,広帯域OFDMA伝送の特徴であるユーザの使用周波数チャネルにかかわらずおおむね同等の伝送特性が得られる点に着目し,リソース割り当てパターン数を削減することを特長とする。提案方式の有効性を確認すべく,計算機シミュレーションにより評価した結果,平均スループット特性を,MU-MIMO伝送と比較して約1.5倍,OFDMA伝送と比較して約1.7倍に改善できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *OFDM ,  *資源割付 ,  符号化 ,  同報通信 ,  容量 ,  通信信号 ,  *無線LAN
準シソーラス用語： *MIMO-OFDM ,  トラヒック【通信】 ,  プリコーディング ,  リソース割当 ,  大容量化 ,  同時伝送

分類 (2件)： 通信方式一般  (ND07010E) ,  移動通信  (ND08030H)

引用文献 (13件)：

• Q.H. Spencer, C.B. Peel, A.L. Swindlehurst, and M. Haardt, "An introduction to the multi-user MIMO downlink," IEEE Commun. Mag., vol.42, no.10, pp.60-67, Oct. 2004.
• J. Ming and L. Hanzo, "Multiuser MIMO-OFDM for next-generation wireless systems," Proc. IEEE, vol.95, pp.1430-1469, July 2007.
• G. Bauch and A. Alexiou, "MIMO technologies for the wireless future," Proc. IEEE PIMRC, pp.1-6, Sept. 2008.
• D. Astely, E. Dahlman, G. Fodor, S. Parkvall, and J. Sachs, "LTE release 12 and beyond," IEEE Commun. Mag., vol.51, pp.154-160, July 2013.
• E. Perahia and R. Stacey, Next Generation Wireless LANs 802.11n and 802.11ac Second ed., Cambridge University Press, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： MU-MIMO ,  OFDMA ,  トラヒック ,  受信電力 ,  リソース割り当て