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J-GLOBAL ID:201502231652224254   整理番号:15A0610000

動画像デコーディングのIntelおよびARMマルチコア上での並列処理の評価

著者 (5件):
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巻: 114  号: 506(CPSY2014 162-183)  ページ: 263-268  発行年: 2015年02月27日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,マルチコアプロセッサを用いて動画像デコーディング処理の高速化を実現する手法として2種類の並列化手法について性能評価を行った。1つ目の並列化手法は並列化対象ループにループスキューイング/ループインターチェンジを適用する手法,2つ目の並列化手法はwave-front手法を適用する手法であり,どちらの場合もマクロブロック間の依存関係を満たしつつこれらの間の並列性を利用することで並列処理が可能となる。評価に用いる動画像コーデックは,MPEG2と比較して約2倍の符号化効率を持ちワンセグ放送等に用いられているH.264/AVCと,H.264/AVCと同等の品質を持ちYoutube等でも採用されている動画規格であるWebMのビデオコーデックVP8である。これらの規格により動画像デコーディングを行うプログラムに対して,上記2つの並列化手法をそれぞれ適用した。Snapdragon APQ8064Krait4コアを搭載したNexus7上で評価を行った結果,ループスキューイング/ループインターチェンジ手法で並列化した場合,並列化箇所のみで逐次実行に比べ3コアで1.33倍速度向上し,その一方でwave-front手法では3コアで2.86倍の速度向上が得られた。同様にIntel(R)Xeon(R)CPU X5670プロセッサを搭載したマシンで評価を行った結果,ループスキューイング/ループインターチェンジ手法で並列化した場合,並列化箇所のみで逐次実行に比べ6コアで1.82倍速度向上し,一方でwave-front手法では6コアで4.61倍の速度向上が得られた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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図形・画像処理一般  ,  ディジタル計算機ハードウェア一般 
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