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J-GLOBAL ID:201502270320454898   整理番号:15A0609993

OSCAR自動並列化コンパイラを用いたリアルタイム動画像アプリケーションのHaswellマルチコア上での低消費電力化

著者 (8件):
資料名:
巻: 114  号: 506(CPSY2014 162-183)  ページ: 219-224  発行年: 2015年02月27日 
JST資料番号: S0532B  ISSN: 0913-5685  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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スマートフォンやノートパソコンといったモバイル端末からデータセンタで利用されるサーバーマシンまで,あらゆる計算機において消費電力の削減が最重要課題となっている。これは,消費電力の削減によりモバイル機器においてはバッテリー持続時間の延長により利便性が大幅に向上し,またサーバーマシンにおいては膨大な電力コストや空調コストの削減が実現できるからである。これらの計算機は高性能かつ低消費電力を実現するためにマルチコアプロセッサを搭載したものが主流となっている。しかしながらマルチコアの資源を有効活用してこれらを実現するためには,プログラムの並列化が不可欠であり手動で行うには膨大な工数を必要とする。本稿では,医用・防犯・個人認証・車載などで広く利用されているリアルタイム物体認識処理に対して,OSCAR自動並列化コンパイラによるDVFS及びclock gatingによる電力制御を適用し,現在幅広く利用されているIntel Haswell Core i7-4770Kマルチコア上で評価した。Intel Haswellマルチコア上で,Webカメラからの画像の入力・人の顔の認識処理・画面描画というリアルタイムなシステム全域における消費電力の削減を行ったところ,1PE逐次実行では電力制御なしの場合の31.06[W]から電力制御ありの場合では28.74[W]に,3PEで並列化実行した場合では電力制御なし場合の41.73[W]から電力制御の場合では17.78[W]に消費電力を削減したことが確認され,物体認識処理におけるマルチコア用のコンパイラ自動電力制御の有用性が確認できた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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ディジタル計算機ハードウェア一般  ,  言語プロセッサ 
引用文献 (17件):
  • Intel: Intel Website.
  • Brodowski, D.: CPU frequency and voltage scaling code in the Linux(TM) kernel.
  • OpenMP: OpenMP Website.
  • Kasahara, H., Obata, M. and Ishizaka, K.: Automatic coarse grain task parallel processing on smp using openmp, Workship on Lan- guages and Compilers for Parallel Computing, pp. 1-15 (2001).
  • OpenCV: OpenCV Website.
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