抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ソフトウェアの不具合を解消するため,クラッシュレポートの収集を行う開発プロジェクトが増加している。クラッシュレポートは,ソフトウェアのクラッシュ時に自動作成されるレポートで,クラッシュ以前の実行環境に関する情報をまとめたものである。本研究の目標は,不具合修正のための情報をより多く集めることである。そのためにユーザがクラッシュレポートを送信することで得られるメリットを示し,クラッシュレポートの送信を促す。本稿では,不具合票とクラッシュレポートのデータとの間でなされている関連付けと,それらが不具合修正に与える影響に関して分析を行った。Firefoxを対象に行ったケーススタディの結果,クラッシュレポートが関連付けられている不具合のうち,不具合票の登録よりも先にクラッシュレポートが送信されているものは,不具合票の登録よりも後にクラッシュレポートが送られてきたものに比べて,修正期間が中央値で約80日短縮されることがわかった。(著者抄録)