文献

J-GLOBAL ID：201602211541286274   整理番号：16A0245271

Web上の知識を用いた1人称視点映像におけるオブジェクトの利用を伴う行動の認識に関する検討

著者 (3件)： 久賀稜平 (大阪大 工) ,  前川卓也 (大阪大 大学院情報科学研究科) ,  松下康之 (大阪大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 414(PRMU2015 115-131)  ページ： 1-8  発行年： 2016年01月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： センサを用いた行動認識技術は,独居高齢者見守りやホームオートメーションなどの基盤的技術であり,近年活発に研究がされている。本研究ではウェアラブルカメラにより撮影された一人称視点映像に着目し,ユーザによる事前学習を必要としない行動認識手法を提案する。従来の研究において,一人称視点映像や日常物に添付したセンサノードを用いて行動認識を行うものは多数存在するが,SVMなどの機械学習のアプローチを用いることが多いため,ユーザによるトレーニングデータの収集が必要となる。一方本研究では,Web上に存在する知識を用いることによって教師なしの行動認識を実現する。提案手法では,事前学習された一般物体認識用ディープニューラルネットワークを用いて,映像に含まれる日常行動で利用されたオブジェクトを認識したあと,そのオブジェクトの名前(例えば「フライパン」など)と,あらかじめ定義した日常行動の名前(例えば「料理をする」など)との類似度を計算することで,学習を必要としない行動認識を実現する。このとき,オブジェクトと行動の名前間の類似度を,Webにおける語の共起性や概念辞書などを用いて計算する。評価実験では一人称視点映像のデータセットを用いて評価を行い,トレーニングデータを一切利用しない本手法が良好な認識精度を示すことを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *認識 ,  *カメラ ,  *映像 ,  Web【情報システム】 ,  教師なし学習 ,  物体認識 ,  ニューラルネットワーク ,  物 ,  型 ,  度 ,  性質 ,  *ウェラブルカメラ ,  ディープニューラルネットワーク ,  一般物体認識 ,  対象物
準シソーラス用語： オブジェクト ,  共起性 ,  行動パターン ,  *行動認識 ,  類似度

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

タイトルに関連する用語 (6件)： Web ,  知識 ,  視点 ,  映像 ,  オブジェクト ,  行動