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J-GLOBAL ID:201602260658693767   整理番号:16A1297519

東日本大震災津波被災地での農業復興状況とその過程における農家の判断に影響を与えた要因 宮城県名取市A集落を事例として

Agriculture Reconstruction Process and Factors which Affect Farmers’ Decision, in Tsunami Disaster Areas, Great East Japan Earthquake Case Study of A Settlement, Natori-city, Migagi Prefecture
著者 (1件):
資料名:
巻: 35  号: 論文特集号  ページ: 174-179  発行年: 2016年11月20日 
JST資料番号: Y0829A  ISSN: 0912-9731  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,東日本大震災被災地である宮城県名取市A集落を対象に,農業復興の状況を概観し,集落に新たに設立された農業組織メンバーへの聞き取り調査を行い,農業復興過程において農家の判断や営農等に影響を与えた要因を検証した。その結果,生産組織設立に関する地域内からの影響として,被災前は農業協議会により農家にまとまりがあったことがスムーズな設立に至った要因であることが分かった。被災後は,離農意向の農家が農地を貸す場合には同じ集落内の農家へ貸したい意向を持っており,それが集落毎に生産組織が設立された大きな要因であったことが分かった。地域外からの影響として,復興交付金事業のリース事業が挙げられる。リース事業が要件として,一定程度の面積を営農する組織を対象としていたことから,一気に生産組織の設立が進んだ。
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  農業経済,農業経営 
引用文献 (6件):
  • 1) 牧山正男・山下良平(2015):仙台東地区における復興ほ場整備までの道のり-特に関係各主体の連携に着目して-,農村計画学会誌,33(4),431-436
  • 2) 服部俊宏・齋藤朱未(2015):岩手県における津波被災農地再生の現状と課題,農村計画学会誌,33(4),437-440
  • 3) 落合基継・小野寺淳・成澤嘉明(2014):宮城県平野部での津波被災地での農業復興の現状と課題,農業農村工学会誌,82(3),223-227
  • 4) 内田多喜生(2016):宮城県津波被災地における農業復旧・復興の現状と課題,農林金融3月号,128-139
  • 5) 小賀坂行也(2015):仙台東部地区における震災からの復旧・復興の取り組みと課題,農村と都市をむすぶ,65(4),54-58
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