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J-GLOBAL ID：201702212101874487   整理番号：17A0220210

105番元素Dbの化学実験のためのAliquat336樹脂を用いたNb,Taのフッ化水素酸中からの固液抽出

著者 (11件)： 佐藤大輔 (新潟大 大学院) ,  村上昌史 (新潟大 大学院) ,  大江一弘 (新潟大 大学院) ,  本山李沙 (新潟大 大学院) ,  羽場宏光 (理研 仁科セ) ,  小森有希子 (理研 仁科セ) ,  豊嶋厚史 (原子力発電技術機構) ,  水飼秋菜 (原子力発電技術機構) ,  菊永英寿 (東北大 電子光セ) ,  後藤真一 (新潟大 大学院) ,  工藤久昭 (新潟大 理)
資料名： 放射化学
号： 33  ページ： 41-42  発行年： 2016年03月28日 
JST資料番号： L4631A  ISSN： 2433-4936  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超重元素であるDbの固体からの抽出について化学実験の結果を報告した。Dbのフッ化物錯体形成に注目して研究を進めた。²⁶²Dbは非常に短寿命核種のため,迅速化学分離装置ARCAを使用した逆相クロマトグラフィーの実験に際し,スチレン-ジビニルベンゼン共重合体にAliquat336を担持して,トレーサー量NbとTaの固液抽出を行った。フッ化水素酸を用いて^95gNbと¹⁷⁹TaのKd値のフッ化水素酸濃度依存性を調べた結果,フッ化水素酸濃度が増大するとともに¹⁷⁹TaのKd値は減少した。この結果は,過去の溶媒抽出実験とは挙動が異なるために,さらなる探究解析が必要である。実験条件などを最適化すれば,この実験系は今後のDb実験に適用可能であることを示唆した。

シソーラス用語： *ニオブ ,  *タンタル ,  ドブニウム ,  *固液抽出 ,  実験 ,  化学 ,  超重元素 ,  フッ化物 ,  錯体生成 ,  トレーサ法 ,  濃度依存性 ,  放射性同位体 ,  固液分離 ,  短寿命核種 ,  逆相クロマトグラフィー ,  溶媒抽出 ,  ポリスチレン-ジビニルベンゼン ,  最適化 ,  フッ化水素酸 ,  化学実験 ,  改変 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム
準シソーラス用語： 錯体形成 ,  スチレン-ジビニルベンゼン共重合体

分類 (2件)： 核化学・放射化学一般  (CB10010V) ,  抽出  (XD02030B)

物質索引 (1件)： Aliquat 336

引用文献 (5件)：

• K. Tsukada et al., Radiochim. Acta 97, 83(2009).
• Y. Kasamatsu et al., Chem. Lett. 38, 1084 (2009).
• 佐藤大輔ほか, 第57回放射化学討論会 1A10(2014).
• H. Haba et al., Radiochim. Acta 95, 1(2007).
• 佐藤大輔ほか,第58回放射化学討論会 P07(2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： 105番元素 ,  Db ,  化学実験 ,  Nb ,  Ta ,  フッ化水素酸 ,  固液抽出