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J-GLOBAL ID：201702281591172655   整理番号：17A0517552

拡張身体投影システムを搭載したスマート車椅子

Projection-Based Body Augmentation System on Smart Wheelchair

著者 (4件)： 浅井唯貴 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  上田雄太 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  岩井大輔 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  佐藤宏介 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 519(WIT2016 76-95)  ページ： 73-79  発行年： 2017年03月03日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ノンバーバルコミュニケーションにおいて手は重要な存在である。例えば“指差し”は,意図や目的対象を相手に伝える最もシンプルかつ強力な手段である。一方で,対象が手の届かない位置にあると伝達される内容が曖昧になるという欠点がある。この点において,車椅子ユーザのように,柔軟な移動が困難であり手の届く範囲が狭い場合,コミュニケーションに手を活かすことは難しい。遠隔の対象を正確に指し示す場合には,通常レーザポインタが使用されるが,それでは手の持つ表現力をコミュニケーションに活かすことはできない。そこで本稿では,手が届かない対象に対して,ユーザの身体を部分的に拡張させたバーチャルハンドをプロジェクタによって投影し,自身の手の代替とすることで遠くの対象物にも直接手で指し示せるシステムを車椅子に搭載することを提案する。さらにそのシステムを使うにあたり,対象物との距離と投影されたバーチャルハンドの大きさ及び角度に関して,ユーザがどのような設定を好む傾向があるか調査を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： 車椅子 ,  投影機 ,  *拡張現実感 ,  *映像 ,  コミュニケーション ,  手【生体】 ,  システム設計 ,  計算機利用システム ,  タブレット ,  *ユーザインタフェイス ,  身体障害者 ,  タブレット型PC ,  人体
準シソーラス用語： タブレットパーソナルコンピュータ ,  ノンバーバル・コミュニケーション ,  *プロジェクションマッピング ,  身体

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (20件)：

• Botvinick, M., and Cohen, J., Rubber hands 'feel' touch that eyes see, Nature, Vol.391, No.6669, p.756, 1998.
• Tsakiris, M., and Haggard, P. The rubber hand illusion revisited: Visuotactile integration and self-attribution, J. of Exper. Psych. Vol.31, No.1, pp.80-91, 2005.
• Slater, M., Prez Marcos, D., Ehrsson, H., and Sanchez-Vives, M. V. (2009). Inducing illusory ownership of a virtual body. Frontiers in neuroscience, 3, 29.
• Yuan, Y., and Steed, A. (2010, March). Is the rubber hand illusion induced by immersive virtual reality?. In 2010 IEEE Virtual Reality Conference (VR) (pp.95-102). IEEE.
• Kilteni, K., Normand, J. M., Sanchez-Vives, M. V., and Slater, M. (2012). Extending body space in immersive virtual reality: a very long arm illusion. PloS one, 7(7), e40867.

タイトルに関連する用語 (4件)： 拡張 ,  身体 ,  投影 ,  車椅子