抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソフトウェア工学において「不確かさ」をマネジメントした開発を行うことは重要である。そのためには,実際の不確かさについて明らかにする必要がある。本論文では,Gitで管理しているリポジトリを対象にrevertされたコミットに含まれる不確かさがどのようなものであるか,目視での分析を行った。revertコミットとrevertによって内容が打ち消されたrevertedコミットの2種類のコミットについて不確かさを調査した。1)20のOSSリポジトリ570,086コミットの中に不確かさを含むrevertコミットは23件,不確かさを含むrevertedコミットは68件存在した。2)不確かさを含むrevertコミット,revertedコミットともに,レベル1の認識的な不確かさが多い傾向にあった。それぞれの特徴としては,不確かさを含むrevertコミットには,ソフトウェアの構造に不確かさが含まれてるコミットが多く,不確かさを含むrevertedコミットのrevert理由は誤った解決策を取り消したものが多い傾向にあった。(著者抄録)