抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・本稿では,意思決定のための理論的手法や実社会への応用を研究分野の主とするオペレーションズ・リサーチ(OR)や経営工学の観点からファジィ理論・ソフトコンピューティング技術の可能性を展望。
・殆どの意思決定場面において,意思決定の主役は「人」であるが,現在のORの潮流は,いかに難しい問題が解けるか,いかに大規模な問題を効率的に解けるかといったアルゴリズムの研究が中心。
・これらの理論的研究は実問題の解決に重要な役割を果たすが,人としての意思決定者が納得できる解を導出することが困難な場合も多数存在。
・経営工学の立場からは,経営者は言葉では表現しにくい曖昧さの中で適切な判断,行動を選択しており,本来ファジィ理論やソフトコンピューティングが得意とするべき分野。
・データがない状況での意思決定,合意形成のプロセス設計,主観性の客観的数値・関数表現等が課題。