抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・高橋の研究の集大成として「デジタル・ウィズダムの時代へ」という本の内容を要約。
・新たなテクノロジーとのエンゲージメントから社会変容を捉える「コミュニケーションの複雑性モデル」を提示し,日米英において若者とデジタルメディアに関するエスノグラフィ,文化人類学的手法を用い,インタビュー,参与観察を繰り返しながらデジタル時代における新しいチャンスとリスクを明確化。
・日常生活の中でメディアとの多様な関与を通して人々がどのように自分とその所属集団を再帰的に創造,再創造しているのか,心理学的な関わりから社会的政治的な関わりまでが「オーディエンス・エンゲージメント」の概念。
・コミュニケーションの複雑性モデルとして,個人,社会集団,文化の複雑性やダイナミズムを理解するための理論的枠組みであり,相互作用,自己組織化,適応,カオスの縁,の4つの概念を提案。
・他者や異文化との密なコミュニケーションが可能なデジタル社会においては,日常生活における他者との絆の構築によるステレオタイプを超えた異文化への理解を通して親密な時空間,社会集団の形成が行われ,新たな文化創造が可能。