抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・一般に固体材料は接触面の凸凹により接触面は完全に密着せず,接触熱抵抗が発生。
・接触熱抵抗とは接触面の凸凹による実質的な接触面積の減少や,隙間に熱伝導率の低い空気が介在することにより,接触面で熱の流れが阻害される現象。
・従来,接触熱抵抗の測定には,伝熱実験で定常状態における温度勾配を測定する定常法が多く用いられてきたが,近年,従来の定常法以外の方法による接触熱抵抗の評価を検討。
・本稿では光音響法により接触熱抵抗の存在する2層材料について位相遅れを測定し接触熱抵抗の評価方法を提案し,実験的,理論的な検討を実施。
・その結果,特に位相遅れのピーク値を比較することによって接触熱抵抗の変化を捉えることが可能であることが判明。
・接触面の粗さ,接触圧力,接触面への接触材挿入の有無による接触熱抵抗の変化を光音響法で捉える事ができ,それらの傾向は定常法による比較実験の結果と一致。