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J-GLOBAL ID：202002274046550878   整理番号：20A0321248

レーザ粉体肉盛法を用いた超硬合金の層形成技術開発

Development of a Cemented Tungsten Carbide Layer Formation Technology Using Laser Metal Deposition

著者 (4件)： 山下順広 (石川県工試) ,  舟田義則 (石川県工試) ,  塚本雅裕 (大阪大 接合科研) ,  阿部信行 (大阪大 接合科研)
資料名： 石川県工業試験場研究報告  (Report of the Industrial Research Institute of Ishikawa)
号： 67  ページ： 5-8  発行年： 2018年12月25日 
JST資料番号： F0740A  ISSN： 0289-8934  CODEN： IKSHE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プレス金型や冶工具の低コスト化のため,必要な領域に超硬合金を付加する技術が求められている。そこで本研究では,原料粉末を供給した箇所にレーザにより溶融・固化させることで表面に金属層を部分的に形成することができるレーザ粉体肉盛法(Laser Metal Deposition)を用いて,鋼製基材上に超硬合金の層形成を試みた。実験の結果,層の成分が基材に希釈されることなく超硬合金の性能を保持した層の形成が可能となった。しかし,層内部には亀裂や空隙が多数含まれていた。そこで,空隙の低減方法を検討した結果,Ni基自溶性合金の添加が有効であると判明した。また,基材と超硬合金との間に超硬合金の主成分である炭化タングステンの含有率を低くした中間層を挿入することによって,亀裂の発生を抑制できることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *超硬合金 ,  超硬材料 ,  炭化タングステン ,  プレス金型 ,  自溶性 ,  ニッケル合金 ,  *肉盛 ,  *レーザクラッディング ,  合金粉 ,  溶接ビード ,  亀裂発生 ,  細孔
準シソーラス用語： 肉盛溶接

分類 (1件)： 肉盛  (WC07060N)

引用文献 (6件)：

• D.Bartkowski A.Bartkowska,. Wear resistance in the soil of Stellite-6/WC coatings produced using laser cladding method. International Journal of Refractory Metals and Hard Materials. 2017, Vol.64, p.20-26.
• 山下順広, 舟田義則, 廣崎憲一, 根田崇史, 村谷外博, 塚本雅裕, 阿部信行. レーザ粉体肉盛法による微細造形技術の開発. 石川県工業試験場研究報告. 2016, no. 65, p. 5-8.
• 谷口友秋, 宮本猛, 斉藤茂, 西田匡志. 超硬合金の切削におけるWC粒子径およびCo含有量の影響. 神戸市立工業高等専門学校研究紀要. 2010, Vol. 48, p. 19-24.
• C.Lee, H.Park, J.Yoo, C.Lee, W.C.Woo, S.Park. Residual stress and crack initiation in laser clad composite layer with Co-based alloy and WC + NiCr. Applied Surface Science,2015, Vol. 345, p. 286-294.
• 田村武夫, 山田仁. 酸化現象を利用した超硬合金放電加工面の改質. 精密工学会誌. 1999, Vol. 65, No.10, p. 1502-1506.

タイトルに関連する用語 (6件)： レーザ ,  粉体 ,  肉盛法 ,  硬合金 ,  層形成 ,  開発