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J-GLOBAL ID:202102224913875820   整理番号:21A2017382

ソフトウェア開発者の知見を考慮した半自動バグ修正の性能調査

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巻: 2021  号: SE-208  ページ: Vol.2021-SE-208,No.14,1-8 (WEB ONLY)  発行年: 2021年07月01日 
JST資料番号: U0451A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ソフトウェア開発におけるデバッグコストの削減を目的として,自動バグ修正の研究が盛んに行われている.自動バグ修正では自動バグ限局と呼ばれるステップでバグの箇所を自動で推測する.自動バグ限局でバグの箇所が正しく推測できなければ修正時間の増加,修正精度の低下につながると考えられる.そこで,本研究では自動バグ限局の代わりに,開発者によるバグ限局の結果を考慮することで,修正時間の短縮および修正精度の向上が可能であるかを調査した.本研究ではバグが1行のみで,かつバグを含むメソッドまで特定できている場合を想定し,開発者によるバグ限局の効果をシミュレーションによって明らかにする.シミュレーションの目的は,自動バグ修正の性能向上のためには,どの程度までバグの箇所が特定できていて,どのようにバグ限局を行えばいいかを明らかにすることである.開発者によるバグ限局の方法を(1)複数行をまとめて選択し,選択した各行に疑わしさのランクを付けて修正を1回行う手法,(2)1行のみを選択して修正を行う操作を複数行に対して繰り返し行う手法の2つを提案し,シミュレーションを行った.シミュレーションの結果,自動バグ限局でバグの箇所が正しく特定できない場合であれば,(1),(2)両方の手法が自動バグ修正の性能向上に有効であった.自動バグ限局でバグの箇所が正しく特定できる場合,(1)の手法は,バグの箇所の疑わしさのランクを高く設定できても,修正性能の向上がほとんど期待できないという結果となった.一方,(2)の手法は,バグを含むメソッドまで特定でき,かつそのメソッドの約70%の範囲まで限局できていれば修正時間の短縮が期待でき,さらにそのメソッドの約30%の範囲まで限局できていれば,無意味な修正が行われにくいという結果となった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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計算機システム開発 
引用文献 (15件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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