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J-GLOBAL ID:202202212813561734   整理番号:22A1747608

D2D通信を用いた電力貸借通信における電力負担を考慮した端末選択手法の研究

Terminal Selection Method Considering Energy Burden in Energy Borrowing Transmission Scheme on D2D Communication
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 54-70(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: U0267A  ISSN: 1883-5058  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,5G・Beyond5Gにおける「電力貸借通信」を提案し,端末の電力負担に考慮した最適端末選択手法の検討を行う.モバイル通信分野では,携帯端末の機能の向上や通信技術の発展によって近年新しいサービスの提供が可能になっている.その一方で,ユーザ目線から見た際にはバッテリの持ちに対する不満が依然として高いことが問題点として挙げられる.この問題に対して,本研究では低消費電力で電力効率の高いDevice-to-Device通信(D2D通信)に注目し,携帯端末間で効果的にD2D通信を利用することで,端末のバッテリ駆動時間を延ばすことを目指す.本方式ではバッテリの駆動時間を延長するために,基地局とは直接通信を行わず,D2D通信を用いて近隣の端末に代わりに基地局との通信を依頼する.これは近隣の端末のバッテリリソースを仮想的に使用させてもらうとも言い換えることができるため,本提案方式を電力貸借方式と名付けている.本研究では,電力を他端末から借りるにあたっての最適端末選択手法を検討し,借りる側のバッテリの減りを抑え駆動時間を伸ばしつつも,貸す側に貸与の上限値を設けることで電力負担を少なくすることを目指した選択手法の開発を行った.また,本方式の有効性を確かめるため,通信時の消費電力を電力を借りる側・貸す側・基地局と通信した時(通常利用)の3つに分けて実験を行い,消費電力やバッテリの減り方について測定結果を用いて分析を行なった.加えて,提案方式を利用した際の貸す側と借りる側の消費電力とバッテリの減り方についても分析を行った.更に,シミュレーション評価により,貸す側の電力貸与の上限値によって,借りる側のバッテリ駆動時間や方式の公平性への影響を検証する.(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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計算機シミュレーション  ,  電話・データ通信・交換一般  ,  電力系統一般  ,  二次電池 
引用文献 (20件):
  • 1) 株式会社NTTドコモ:“ホワイトペーパー5Gの高度化と6G”, Accessed: Mar. 31. [Online]. Available: https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/corporate/technology/whitepaper_6g/DOCOMO_6G_White_PaperJP_20200122.pdf
  • 2) 総務省:“令和2年版 情報通信白書 第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築 第1節 5Gが加速させるデータ流通” Accessed: Mar. 31. [Online]. Available: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd131110.html
  • 3) 総務省:“令和2年版 情報通信白書 第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築 第2節 Beyond 5Gの実現に向けて” Accessed: Mar. 31. [Online]. Available: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/n4200000.pdf
  • 4) MMD研究所:“スマートフォンの満足度と不満度に関する調査”, 2015, Accessed: Mar. 31. [Online]. Available: https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1499.html
  • 5) 携帯市場:“スマホの疲労度調査アンケート”, 2021, Accessed: Mar. 31. [Online]. Available: https://keitaiichiba.co.jp/news/?p=2696
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