抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではUnmanned Aerial Vehicle(UAV)ショーにおいて,総移動距離と移動距離の均等性を考慮することで,最大電池消費量を抑え,公演時間を長くするフォーメーション遷移の自動生成手法を提案する.UAVショーとはドローン等のUAVによる,様々な形をその隊列と軌跡で空中に演出するエンターテイメントの一つである.総移動距離を考慮したフォーメーション遷移を題材とした研究は数多く存在するが,電池消費量を考慮するものは少ない.UAVショーは多数のフォーメーション遷移により構成されるため,その公演時間は電池消費量の影響を受ける.さらに電池消費量は移動距離に依存し,また一台の脱落でも継続ができず,各UAVの移動距離の差はUAVショーの形状遷移数に影響を与える.本研究ではAnt Colony Optimization(ACO)と呼ばれる群知能アルゴリズムを用いて3次元空間で総移動距離と移動距離の均等性を両方考慮したフォーメーション遷移を実現する.実験の結果,提案手法では環境の大きさに依存することなく移動距離のばらつきを一定に抑えることができた.また,同じ電池量で総移動距離のみを優先する手法よりも多くの形状遷移を達成できた.(著者抄録)