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J-GLOBAL ID：202202238241828940   整理番号：22A0058774

一般的なアクセス構造を実現する秘密分散方式を用いた行列の積計算のための秘匿符号化分散計算方式に関する一考察

A Note on Secure Distributed Matrix Multiplication Methods Based on Secret Sharing Systems with General Access Structures

著者 (2件)： 風間皐希 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科) ,  松嶋敏泰 (早稲田大 大学院基幹理工学研究科)
資料名： 情報理論とその応用シンポジウム予稿集(CD-ROM)  (SITA)
巻： 44th  ページ： ROMBUNNO.4.3.1  発行年： 2021年12月01日 
JST資料番号： L4801B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・有限体上行列の積行列の計算をその行列の片方あるいは両方を秘匿して計算する秘匿符号化分散計算方式(SDMM方式)に対し,一般的なアクセス構造を実現する秘密分散方式(SS方式)を用いた方式を提案。
・SDMM方式の手順,および積行列をマスターと複数のワーカを利用して計算する本研究での手法を説明し,しきい値法の原理により構成する従来のSDMM方式を再定式化。
・SS方式を定式化し,さらに完全性と単調性を満たす一般的なアクセス構造を実現する複数割当関数を用いての構成と,その構成において平均レートが最小になるSS方式を説明。
・しきい値SS方式を用いてアクセス構造を実現するSDMM方式,および平均レートが最小になる方式と同様の構成によりさらに一般的なアクセス構造を実現するSDMM方式をそれぞれ2個提案。
・提案した4個のSDMM方式に対し,平均保存レートとアップロードレート,および符号化・計算・復号の各処理の計算量を評価。

シソーラス用語： 分散処理 ,  *数値計算 ,  行列 ,  *情報セキュリティ ,  *分散化 ,  伝送速度 ,  計算量 ,  アクセス制御 ,  符号化 ,  行列計算 ,  *秘密分散法
準シソーラス用語： 情報アクセス ,  *分散計算

分類 (2件)： 数値計算  (JE02000J) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (4件)：

• Qian Yu and A. Salman Avestimehr. Coded computing for resilient, secure, and privacy-preserving distributed matrix multiplication. IEEE Transactions on Communications, Vol. 69, No. 1, pp. 59-72, 2021.
• W. Chang and R. Tandon. On the capacity of secure distributed matrix multiplication. In 2018 IEEE Global Communications Conference (GLOBECOM), pp. 1-6, Dec 2018.
• E. Karnin, J. Greene, and M. Hellman. On secret sharing systems. IEEE Transactions on Information Theory, Vol. 29, No. 1, pp. 35-41, 1983.
• Mitsugu IWAMOTO, Hirosuke YAMAMOTO, and Hirohisa OGAWA. Optimal multiple assignments based on integer programming in secret sharing schemes with general access structures. IEICE transactions on fundamentals of electronics, communications and computer sciences, Vol. 90, No. 1, pp. 101-112, jan 2007.

タイトルに関連する用語 (6件)： 秘密分散 ,  行列 ,  積 ,  計算 ,  符号化 ,  分散計算