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J-GLOBAL ID:202202268296775247   整理番号:22A0822389

ワーク・ライフ・バランス支援と女性活躍の関係性-ベイジアンネットワークによる施策間関係分析-

The Relationship between Work-Life Balance Assisting Measures and Women’s Career Advancement
著者 (2件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 245-258  発行年: 2022年03月15日 
JST資料番号: L4480A  ISSN: 0918-7324  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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世界中で女性の労働参入が進んでいる.日本でも女性活躍は進んでいるが,女性管理的職業従事者割合は世界と比して極めて低い.この課題の要因としてワーク・ライフ・バランス(WLB)問題がある.企業はWLB支援施策を採用,もしくは採用を検討しているが,施策が階級別女性比率に与える影響や施策間の影響関係が不明瞭であり,検討困難な現状がある.本研究はWLB施策の組合せ効果や施策間関係が女性活躍に与える影響に注目し,日本企業604社のWLB支援施策情報にベイジアンネットワーク分析を行った.結果として,従業員女性比率には残業時間の削減策,管理職女性比率には在宅勤務,部長以上職女性比率には在宅勤務と保育設備・手当の採用が有効であるとともに,これらの施策の採用に影響を与える基礎的な施策(例えば,有給休暇取得の奨励策など)から順を追って採用し,労働環境を整えることが施策の有効化につながるという示唆をえた.(著者抄録)
引用文献 (42件):
  • 池本駿・鈴木秀男「高等教育中途退学が就業形態や賃金に与える影響」『日本経営工学会論文誌』第70巻,第1号,2019年,1-9ページ.
  • 磯崎隆司「ベイジアンネットワークにおける因果発見」『人工知能学会誌』第25巻,第6号,2010年,811-818ページ.
  • 川口章「均等法とワーク・ライフ・バランス:両立支援政策は均等化に寄与しているか」『日本労働研究雑誌』第615号,2011年,25-37ページ.
  • 黒木学「統計的因果推論:因果効果の識別可能問題におけるベイジアンネットワークの役割」『人工知能学会誌』第22巻,第3号,2007年,328-335ページ.
  • 齋藤隆志「企業のWLB 施策が女性活用に及ぼす影響-電機産業企業のパネルデータによる実証分析-」『明治学院大学産業経済研究所研究所年報』第34巻,2017年,127-136ページ.
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