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J-GLOBAL ID：202302237312714276   整理番号：23A0527087

VUCA時代の地域課題とP2Mの活用について -福島復興における廃炉事業の課題-

著者 (1件)： 李洸昊 (早稲田大学)
資料名： P2Mマガジン(Web)  (Magazine of P2M (Web))
巻： 17  ページ： 79-83(J-STAGE)  発行年： 2023年 
JST資料番号： U2586A  ISSN： 2432-0390  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・福島復興は地震・津波による災害と原子力災害という二重の災害からの複雑な問題を抱えての復興であり,VUCA時代の地域課題の代表でもあるとして,様々な観点から考察・言及。
・帰還困難区域を除く全ての地域で避難指示が解除され,インフラ・住まい等のハード面の整備は進んだものの被災地域に戻る人の少ないことに注目。
・「移住支援金」という施策下でも,働く場所,医療,買い物などの生活環境が十分でなく,居住者にとっては厳しいことを指摘。
・政府による福島復興の統合マネジメントは,トップダウン型のシステムモデル偏重で,住民等のステークホルダーとの合意形成が取れていないと指摘。
・復興というプログラムの下に,参加するメンバーの人的交流を促進し,コラボレーションによる知識生産性を高めるプラットフォームが多く存在することが望ましいが,不十分と指摘。
・「ALPS処理水の海洋放出決定」について,合意形成が不十分であるとして,あるべき姿に言及。
・今後に向けては,ステークホルダーの主体性を高め,それと同時にプラットフォームマネジメントが重要で,中でもステークホルダーの主体を高めるコミュニケーションマネジメントの重要性を強調。

シソーラス用語： 原子炉事故 ,  原子炉デコミッショニング ,  不確実性 ,  震災 ,  *復旧 ,  プロジェクト管理 ,  *廃炉 ,  東電福島第一原子力発電所事故
準シソーラス用語： *P2M ,  *地域課題 ,  不確実性の管理 ,  福島原発事故

分類 (2件)： 経営工学一般  (KA01010C) ,  その他の災害,防災  (RA02040X)

タイトルに関連する用語 (6件)： 地域 ,  活用 ,  福島 ,  復興 ,  廃炉 ,  事業