抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車の隊列走行の車々間(V2V)通信において,超高信頼・低遅延通信を実現するためには,マルチチャネル割り当てが重要である.パケット損失を減らす手段として,ACKのような応答信号を使用することが考えられるが,これは遅延の増大の原因となる.本論文では,周波数・時間ダイバーシティと逐次干渉キャンセル(SIC)を用いたウィンドウアクセス方式(FAWADS)を提案する.この方式は,応答信号を伴わない高速道路での隊列走行における車々間通信の信頼度と待ち時間を最適化することを目的としている.送信側では,FAWAC(Fixed Assignment based Window Access with Capture)を採用し,ウィンドウサイズを変更することでランダムアクセスと固定割り当ての度合いを柔軟に調整できるようにした.また,周波数・時間ダイバーシティを採用し,受信成功率を高めている.一方,受信側では,SICにより同一のリソースブロックにおける複数のパケット受信による干渉を軽減している.そして,BER(Bit Error Rate),PER(Packet Error Rate),PIR(Packet Inter-Reception)を測定し,提案手法の性能を評価した.その結果,3つのメカニズム全てが,様々なパラメータの最適化のもとで求められる性能を向上させることに意義があることが示された.(著者抄録)