抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複数ロボットが資材を繰り返し運搬するmulti-agent pickup and delivery(MAPD)問題は様々な分野に適用できるが,従来の多くの研究は自動倉庫での利用を想定し,グリッド状の環境を動作遅延なく同期して動くロボットを前提とした.加えて,このような環境は資材置き場の数が多く,グリッド内の移動の自由さから衝突回避の迂回路も豊富にあるため,衝突を避けた動作計画が容易である.一方,建設現場や災害現場のような環境は,資材置き場の数が少なく迂回路の数も少なく,資材置き場付近で混雑が発生し.効率性の低下やデッドロックが生じやすいばかりではなく,路面の凹凸や気象状況など外界の影響によりロボットの動作遅延が生じ,事前の動作計画からの乖離によるロボット同士の衝突が想定される.そこで,ロボットの動作遅延と混雑が発生しうる環境で,ロボットの衝突やデッドロックを発生させない非同期分散プランニングと実行を提案する.実験より,提案手法が従来手法の運搬効率を上回り,動作遅延に対して高い頑強性を有することを示す.(著者抄録)