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J-GLOBAL ID：202402243684878889   整理番号：24A1342407

歩行特性を利用したスマートフォン階段昇降推定

著者 (4件)： 梶本大 (早稲田大) ,  佐伯越志 (早稲田大) ,  鮑思雅 (早稲田大) ,  戸川望 (早稲田大)
資料名： 情報処理学会シンポジウムシリーズ(CD-ROM)  (IPSJ Symposium Series (CD-ROM))
巻： 2023  号： 1  ページ： ROMBUNNO.2G-1  発行年： 2023年06月28日 
JST資料番号： L6741A  ISSN： 1882-0840  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GPS(Global Positioning System)をはじめとして,我々は日常的に自己位置を推定している.しかし,GPSを利用できない環境の場合,携帯端末のセンサを用いたPDR(Pedestrian Dead Reckoning)等の相対的測位手法が必要となる.特に複雑な屋内空間において,歩行者は水平方向に移動するだけでなく垂直方向にも移動する.このとき,エレベータやエスカレータのように歩行者の揺れや振動が少ない移動手段だけではなく,階段のような歩行者に不規則に揺れや振動が生じる場合にも,正確に垂直方向の移動を推定する必要がある.本稿では,スマートフォンを利用した階段昇降推定手法を提案する.提案手法は,歩行者の歩行特性を利用してフロアの水平部分を検出し気圧センサの誤差を解消することで,高い精度で階段中のフロアを推定する.さらに,気圧センサの値がスマートフォンの姿勢に左右されない特性を利用することで,スマートフォンの姿勢によらない階段昇降推定を実現する.評価実験の結果,提案手法は既存手法と比較して,推定誤差を低減し階段昇降を推定できた.(著者抄録)

シソーラス用語： *スマートフォン ,  圧力センサ ,  *階段 ,  速度センサ ,  歩行者 ,  加速度センサ ,  気圧センサ

分類 (1件)： 電子航法一般  (ND14010O)

引用文献 (17件)：

• 山本聡太, 小野健太, 渡邉誠, “ARグラスを使用したナビゲーションシステムの提案, 歩行者用ARナビのデザイン要件,” 日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第69回研究発表大会, 2022.
• 鮒谷知也, 間邊哲也, “スマートウォッチを用いた歩行者ナビゲーションシステムのHMIについて,” 電子情報通信学会技術研究報告, ITS2019-49, 2020.
• Jeffrey R. Blum, Daniel G. Greencorn, and Jeremy R. Cooperstock, “Smartphone sensor reliability for augmented reality applications,” Mobile and Ubiquitous Systems: Computing, Networking, and Services, pp.127-138, 2013.
• Darrell Loh, Shaghayegh Zihajehzadeh, Reynald Hoskinson, Hamid Abdollahi, and Edward J. Park, “Pedestrian dead reckoning with smartglasses and smartwatch,” IEEE Sensors Journal, vol. 16, no. 22, pp. 8132-8141, 2016.
• Esmaiel Saadatzadeh, Rahim Ali Abbaspour, and Alireza Chehreghan, “An improvement in smartphone-based 3D indoor positioning using an effective map matching method,” Journal of Ambient Intelligence and Humanized Computing, pp. 1-31, 2022.

タイトルに関連する用語 (4件)： 歩行 ,  スマートフォン ,  階段昇降 ,  推定