抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・土壌有機物のうち肉眼で組織が確認できる粗大有機物に対し,土壌を光で加熱した場合の温度変化を用いて有機物量を計測する技術を解説。
・加熱ランプによる土壌の加熱を赤外線サーモグラフィーの熱画像により記録した温度変化に対し,その上昇率が土などの鉱物由来の物質では一定で,粗大有機物では徐々に低下することを用いた計測原理を解説。
・光による加熱を一次元非定常熱伝導として捉え,密な固体である土や砂と多孔質体である土壌有機物に対する物質内部の伝熱機構と温度変化の差異を示して,温度上昇の差異を説明。
・実証実験により,本手法は定量的に土壌有機物の含有量の計測が可能で,水分の影響に対し湿っている程度では適用可能であることを確認し,また実用化の課題として計測時間の短縮と光源の低容量化を説明。