特許

J-GLOBAL ID：202503016185218310

電気化学測定用の電極及び測定方法

発明者： 森 渉 ,  朝日 透 ,  中西 卓也 ,  小野寺 航 ,  並木 恵一 ,  兒島 輝俊 ,  久保 昌司
出願人/特許権者： 株式会社オプトラン ,  学校法人早稲田大学
代理人 (1件)： 弁理士法人いしい特許事務所
公報種別：特許公報
出願番号（国際出願番号）：特願2024-134020
特許番号：特許第7655499号
出願日： 2024年08月09日
要約：

【課題】指標物質を結合させなくても標的物質を検出可能な電気化学測定用の電極及び測定方法を提供する。 【解決手段】測定方法は、標的物質7と特異的に結合して折りたたまれる天然変性領域をもつ天然変性タンパク質22が導電層21の表面に識別子として固定されている電極2に、標的物質7を含む検体溶液8を接触させて標的物質7を天然変性タンパク質22に特異的に結合させる結合工程と、前記結合工程で検体溶液8に接触させた電極2を、酸化還元物質Red,Oxを含む電解質溶液6に接触させて電気化学測定を行う測定工程とを含み、天然変性タンパク質22が標的物質7との結合で折りたたまれることに起因する導電層21の表面露出面積の増加を検出又は定量することで、検体溶液8中の標的物質7の有無又は濃度を測定する。 【選択図】図3

請求項（抜粋）：

【請求項1】 電気化学測定に使用される電極であって、 標的物質と特異的に結合して折りたたまれる天然変性領域をもつ天然変性タンパク質が導電層の表面に識別子として固定されており、 前記識別子は前記導電層の表面を覆っており、 前記識別子が前記標的物質との結合で折りたたまれたときに前記識別子が前記導電層の表面を覆う面積が減少して前記導電層の表面露出面積が増加する、電気化学測定用の電極。

IPC (2件)：

G01N 27/327 ( 200 6.01) ,  G01N 27/416 ( 200 6.01)

FI (3件)：

G01N 27/327 353 F ,  G01N 27/416 336 G ,  G01N 27/416 336 B

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 分子認識素子及び該分子認識素子を用いたバイオセンサ並びに該バイオセンサを用いた測定方法。
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2008-222767   出願人：独立行政法人産業技術総合研究所, オリンパス株式会社
• バイオセンサ装置および方法
  公報種別：公表公報   出願番号：特願平9-538422   出願人：ペンス,インコーポレイテッド, マクギルユニバーシティ
• バイオセンサー
  公報種別：公表公報   出願番号：特願2003-525280   出願人：デューク・ユニバーシティー

引用文献：

審査官引用 (1件)

• Detection of Heavy Metal Ions at Femtomolar Levels Using Protein-Based Biosensors