抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多重反射光センサの媒体内部で全反射する光は興味深い挙動を示す。入射角を変えることで,光学的性質を調査することができる。特に,臨界角の近くで変化させたとき,反射率は相対屈折率(RI)に非常に敏感である。特殊な条件,例えば,表面が金属薄膜で覆われているようなとき,表面プラスモン共鳴のような付加効果が得られる。反射回数を増加させることによって,これらの現象の感度を高める方法を説明する。例えば導波路や光ファイバなどの多重反射系では,光は内部的に何度も全反射する。反射ごとに,サンプルの光学的性質をテストしたところ,感度が改善されていた。著者らは10-6のオーダーの屈折率を検出できるセンサを開発したが,これは,これまでに記録された最良の感度に近いものである。同じ原理を用いて,わずか2.4nmの微少振動を検出できる振動センサを開発した。ここでは多重反射過程の背後にある理論について説明し,また,開発したセンサについて詳細に説明する。(翻訳著者抄録)