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J-GLOBAL ID:200902203925779504   整理番号:09A0101243

長伐期化への道筋を考える(II)-樹冠長を目安とした高齢林の管理

著者 (1件):
資料名:
号: 802  ページ: 11-17  発行年: 2009年01月10日 
JST資料番号: G0035A  ISSN: 1349-452X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1)先ず林内の樹高と枝下高の関係を考察し,一つの林内では胸高直径に殆ど関係なく同じ枝下高となるが,林齢と共に高くなり,かつばらつきが増す。枝下高が揃う原因は,林冠を通過して減衰する太陽光で,その限界が決まるからである。2)間伐直前の平均樹冠長と立木密度は,どこでも同じ曲線状に乗る様に見える。樹冠閉鎖後は下枝が枯れ上がり,樹高成長と共に枝下高が上昇するので,樹冠長(=樹高-枝下高)は,ほぼ一定のまま,樹高成長と共に樹冠自体が上昇する。しかし,間伐をすると,林冠閉鎖が解除され,樹冠下層の光条件が好転するので,暫く枝下高はそのままで,樹高が伸びるので,結果として樹冠長が伸び続ける。3)枝と幹はバランスを取りながら成長するので,性急な強度間伐を行っても,枝または幹に相応の成長しか望めないので,樹冠閉鎖には相応の年月が必要である。4)樹高成長は林齢と共に低下することが多いので,高齢林ほど間伐後の成長回復は遅れる。長伐期化を意図するなら,間伐等の施業は早めに対処する必要がある。5)長伐期林への転換に際しては,経験的な知見から樹冠長率30%以上が望ましい。吉野地方のスギ人工林は樹冠長率が最も安定しており,ほぼ40%前後で維持されている。
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分類 (2件):
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森林経営・経理  ,  伐木,造材 
タイトルに関連する用語 (3件):
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