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J-GLOBAL ID：200902205465297029   整理番号：09A0029206

ヤギ乳石けんの実効性と将来性-乳用ヤギ飼育定着のために-

Effects of goat milk soap and its future prospects

著者 (6件)： 小澤壯行 (日本獣医生命科大 応用生命科学) ,  田口雄一 (日本獣医生命科大 応用生命科学) ,  木口怜香 (日本獣医生命科大 応用生命科学) ,  BLAIR H. T. (マッセイ大 獣医畜産生物医研(ニュージーランド)) ,  藤田優 (家畜改良セ長野牧場) ,  西谷次郎 (日本獣医生命科大 応用生命科学)
資料名： 関東畜産学会報  (Kanto Journal of Animal Sciecne)
巻： 58  号： 1  ページ： 1-6  発行年： 2007年10月15日 
JST資料番号： Y0278A  ISSN： 0385-4949  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国におけるヤギ飼養復興を目的として,ヤギ乳の一方途であるヤギ乳石けんの人肌への保湿実効性を検証するとともに,その商品展開の将来性について若干の考察を加えた。保湿実効性確認にあたっては,20代前半の女性29名に対して馴致期間1週間を含める15日間にわたってヤギミルクを配合した石けんを日常的に使用してもらい,前腕内側部の皮膚水分率を計6回測定することによって,その効果を計測した。この結果,ヤギ乳配合率の多少による皮膚水分率の統計的変化は認められなかったものの,ヤギ乳高配合率石けん使用者の皮膚水分率が上昇する傾向があった。また,当該石けん使用者において使用後の皮膚状態が「良くなった」とする者が半数を占めたことから,ヤギ乳石けんの効用として喧伝されている人肌に対する何らかの効用を否定することもできなかった。今後は,当領域の研究深化とヤギ乳利用商品の一つとしてのヤギ乳石けんの販売振興が必要であろう。(著者抄録)

シソーラス用語： *石鹸 ,  性質 ,  皮膚 ,  製品開発 ,  市場開発 ,  成人 ,  女性 ,  実証実験 ,  含水量 ,  *ヤギ ,  家畜 ,  *養畜 ,  畜産業
準シソーラス用語： *ヤギ乳石鹸 ,  市場展開 ,  商品テスト ,  商品開発 ,  人肌 ,  皮膚水分率 ,  保湿性

分類 (2件)： 羊,山羊  (FD02050F) ,  石鹸  (YG02020A)

引用文献 (11件)：

• Makela, C.1997. Milk-based soaps. p. 26.Storey Publishing, Pownal, VT.
• 萬田正治.2000. 新しい家畜復古家畜. JVM獣医畜産新報 53: 1, 60-61.
• 村上榮.1941. 山羊詳説. pp. 1-2. 養賢堂. 東京. 社団法人中央畜産会.2006.
• 家畜改良関係資料. p. 49. 社団法人中央畜産会. 東京.
• Ozawa, T., N. Lopez-Villalobos, H. T. Blair.2004. A survey of goat meat acceptability in Japan. Proceeding of New Zealand Society of Animal Production 64, 208-211.

タイトルに関連する用語 (6件)： ヤギ乳 ,  石けん ,  将来 ,  乳用ヤギ ,  飼育 ,  定着